晴美台タイガースは、堺市泉北ニュータウン、晴美台にある軟式少年野球チームです。創部は今から三十年前、泉北ニュータウンの造成当時、そこかしこに空き地が目立つ中、晴美台小学校校区に初めての少年野球チームとして発足いたしました。当時、晴美台にはレッドタイガースとグレートタイガースという二つの少年野球チームができましたが、創部から二十年後の1994年、この二つのチームは合併して、現在の晴美台タイガースとなりました。
 野球は今も昔も、子供たちのあこがれのスポーツであり、晴美台タイガースは、地域に根ざし、地域と共に子供たちに野球環境を提供してきました。少年野球と言うと、ごもっともな指導方針がありますが、タイガース三十年に及ぶ歴史の中で、歴代の指導者たちがもっとも心がけてきたのは、とてもシンプルなことなのです。 それは、「野球を好きな子供たちがいる限り、安全に楽しく野球ができる環境を提供すること。」であり、それは、自分たちが子供のころ、雑草が生い茂ったでこぼこの空き地しかなく、ベースもダイアモンドもない場所でしか野球をしたことがない(特別野球が上手くもなかった、普通の)大人の思いなのです。
 今でも、指導者、そして父母ともに、その思いをなくしてはいません。晴美台タイガースは今後とも、子供たちが安全に楽しく野球をするため、適切な野球環境を整えることを最も大切なこととして、少年野球の発展に貢献していきたいと思います。